「骨がズレると痛い」の本当の意味、知っていますか?
「骨盤が歪んでますね」
「体のバランスが崩れているのが原因です」
「関節の位置がずれているかもしれません」
整体や整骨院などで、こんな言葉を聞いたことがある方も多いと思います。
でも、「関節がゆがむ=なぜ痛みが出るのか?」というところまで、きちんと説明される機会は意外と少ないのではないでしょうか?
今回は、関節のゆがみがどのように痛みを生み出すのか、整体的な視点からわかりやすくお話ししていきます。
そもそも「関節がゆがむ」とはどういう状態?
関節とは、骨と骨をつなぐ「動きの起点」です。
たとえば、股関節・膝・足首・肩・背骨・骨盤など、体中の至るところに存在しています。
関節の「ゆがみ」とは、簡単に言えば「本来あるべき位置からわずかにズレている状態」を指します。
このズレは、骨自体が大きく外れるわけではなく、
-
筋肉のバランスの乱れ
-
長年の姿勢のクセ
-
同じ動作の繰り返し(立ち仕事・デスクワークなど)
-
怪我や過去のトラブルの影響
といった要素が積み重なって、じわじわと関節の動き方・位置関係が乱れていくことが原因です。
関節の位置がズレるとどうなる?
関節が正常な位置からズレると、その周囲にある筋肉・靭帯・神経・血管などにも負荷がかかります。
たとえば、骨盤の関節(仙腸関節)がズレたとします。
すると、
-
筋肉が引っ張られる → 筋肉が伸ばされ、負担が増える
-
血流が悪くなり、疲労物質が蓄積する
-
神経が圧迫され、痛み・しびれにつながる
-
動きにくくなるため、他の部位が“代償動作”で負担を背負う
つまり、関節のズレが“痛みを生む連鎖”を引き起こすスイッチになるのです。
関節がズレると動作が不自然になる
私たちの体は、関節が「正しく動く」ことでスムーズに生活動作を行っています。
たとえば歩く・立つ・座る・ひねる――どれも、関節が協調的に動くことで成り立っています。
しかし、関節がズレているとどうなるか?
-
動作の一部が固くなる(例:片足だけ開きにくい)
-
一部の筋肉ばかり使う(例:太もも外側ばかり張る)
-
無意識に体が左右非対称になる(例:片足重心・カバンを同じ肩)
これがいわゆる「動きのゆがみ」。
長く続くことで、関節や筋肉に負担が偏り、慢性的な痛み・疲労・可動域制限につながります。
整体でできること:ゆがみの検査と正しい位置への調整
整体では、画像には映らない「関節の動き方・位置関係・左右差」などを検査し、“今どの関節がどうズレていて、どこに影響を与えているか”を見つけ出すことが可能です。
当院では、
-
丁寧な動作検査と姿勢分析
-
関節ごとの微細な可動性チェック
-
筋肉の緊張を見極めて骨格の調整
-
深部の関節や筋まで届くアプローチ
を通して、「なぜその痛みが出ているのか」を明確にしながら施術を行います。
こんな方は「関節のゆがみ」を疑ってみてください
✔ 痛い場所を揉んでも、すぐ戻る
✔ 片側だけに痛み・張り・しびれが出る
✔ 姿勢や歩き方が他人から指摘される
✔ 原因がはっきりせず「年齢のせい」と言われた
✔ 手術や薬以外の方法で改善を目指したい
それは、関節のゆがみから起こる“体全体のアンバランス”が原因かもしれません。
最後に:ゆがみは「整えることができる」ものです
関節のゆがみは、正しい方法で見つけ出し、
必要な施術と生活の中でのちょっとした工夫を加えることで、改善していくことが可能です。
「骨がゆがんでる」と聞くと、不安に感じるかもしれません。
でも、私たちはその状態を「整える技術」を持っています。
まずは、自分の体の「ズレ」を知ることから始めてみませんか?
あなたの本来の自然な動きを取り戻すお手伝いを、私たちが責任をもってサポートいたします。