腰痛、肩こり、頭痛、しびれ等様々な症状でお悩みになり、整体を探されていることだと思います。
ですが、もしかしたら重篤(じゅうとく)な問題を抱えている場合があります。
こういった症状がある場合、まず整体ではなく医療機関へ相談されることを強くオススメします。
検査を受けてみて、特に大きな問題なければ整体。という判断で良いです。
以下は、整体を受ける前に確認するべき症状やお体の状態についてご説明いたします。
1、激しい頭痛 (バットで殴られた様な頭痛)
2、吐き気 (長期に及ぶ吐き気)
3、めまい (地球がグルグル回るようなめまい)
4、手足のしびれ (初めてのしびれ)
5、視覚異常 (視界が暗いなど)
6、パンパンに腫れている、発赤 (長期間に及ぶ腫れや発赤)
これらを感じたり、顕著な場合はまず先に医療機関を受診することをオススメします。
ご自身が感じている症状以外に重篤な病気が隠れている可能性があるからです。
普段、気づかない症状や病気を4つ紹介いたします。
脳梗塞・脳出血
脳梗塞や脳出血はそこまでハッキリとした症状が出ない場合があります。
軽度の脳出血・脳梗塞などは割と日常的に起きうる事であり、普段はあまり気にならない時もあります。
しかし、重要な場所での出血または梗塞する時は、必ず何かしらの症状が現れます。
主にバットで殴られたような頭痛、吐き気、めまい、突発的な手足のシビレ、手足を動かしにくい、言語障害(ろれつが回らない、言葉が上手く出せない)、等が症状として挙げられます。
特に、硬膜外出血やくも膜下出血は普段と違う激痛が出る事が多いので注意が必要です。
心臓病
「背中が痛くなった」「いつもの背中のハリやコリかな?」実は、心肥大症や心筋梗塞などの心臓系の病気が隠れていることがあり、誤認されることが多々あります。
急性のものは、胸の中心あたりが苦しくなるような痛みが現れるので普段との違いを感じやすいです。
しかし、背中、肩、首、腕などに現れている放散痛の場合は気づかない場合もあり注意が必要です。
こういった症状が現れた場合は、最初に医療機関への受診をされたほうが良いです。
悪性腫瘍
いわゆる「ガン」ですが、予防・確定診断は定期健診でないと解りません。
痛み方や感じ方も個人差がありますので、特徴はありませんが、以下のような状態が長期に現れた場合は注意が必要です。
最近急激に体重が減った、めまい、息切れ、一ヶ月以上むくみがある、気力が戻らない程の疲労感、などを感じる場合は、医療機関を受診しましょう。
骨折・脱臼
お酒を飲まれた方が、気が大きくなって電柱にパンチし、後日痛くなったので検査をしたら骨折していた。
その場では「少し痛いぐらいなので大丈夫だろう~」と自分で判断をして、実は検査してみたら
骨折していたというケースをよく聞きます。
腰の骨や足の骨など、太い骨であれば「立てなくなる」「歩けなくなる」などすぐに気付ける症状が出るのですが、手足の指先の関節などは痛みもそこまで強くなく、見過ごされてしまう事があります。
特徴としては、痛みのある場所が強く腫れる、皮膚が真っ赤になる、熱感が取れない、などの症状が長く続きます。
怪我した後に市販のシップ・塗り薬、アイシング、安静処置をしたけど、痛みや腫れが取れない場合は、一度、医療機関を受診しましょう。
最後に
上記の記事を読んだけれど実際の所よくわからない・・・
そんな方は、普段通っている病院や整体・整骨院へ相談することが大事です。
もしくは、日々勉強されている先生であれば、病院の何科に行けば良いかなどアドバイスをしてくれます。
一人で悩まずに、一番相談しやすい所に相談しましょう。